受付時間

平日

9:30〜19:30

土日祝

9:30〜18:00

pc

WEB予約

pc

WEB予約

pc

平日 9:30〜19:30
土日祝 9:30〜18:00

アクセス

審美歯科セラミック治療

Medical information

審美歯科治療とは

審美歯科治療は、歯や口元の美しさを追求する包括的な歯科ケアを指します。歯科治療は、虫歯や歯周病の治療、噛み合わせの改善などの機能的な治療と、歯の白さや形状の美化、歯並びの調整などの美的な側面を兼ね備えています。これら機能的と美的な要素を統合した治療が、審美歯科治療になります。私たち広尾麻布歯科では、幼少期から成人期、さらには老年期に至るまで、各年代に適した美しい口元を目指すことを審美歯科の目標としています。

私たちが目指す審美歯科治療について

審美歯科という領域に初めて触れる方も多いかもしれませんが、審美歯科治療は美しい笑顔を追求する包括的な歯科医療を指します。
歯の健康は、機能と美しさの二つの面から成り立っています。私たちは、幼少期から高齢期にわたり、それぞれの生涯における適切な口元の美しさと健康を提供することを目指しています。

1.機能性での取り組み

幼少期の予防から始まり、正しい口腔機能の確立を目指します。歯並びや咬み合わせの調整を通じて、快適な食事やスムーズな会話など、日常生活における様々な機能の向上を目指すことが私たちの使命です。

2.審美性での取り組み

笑顔がより輝く白く健康的な歯を目指し、顔立ちや表情に調和する口元のトータルケアを提供します。

これらの二つの側面に焦点を当て、生涯を通じて各年代に合った口元の健康と美を追求することが、当院が目指す審美歯科治療の理念です。

審美セラミックによる歯科治療について

多くの方が意識していないかもしれませんが、セラミック製の歯は、実は陶器と同じ素材で作られています。日常生活で目にする洗面器や食器と同様の素材が、その自然な見た目と輝きを活かして、美容目的で歯科分野に導入されました。
セラミックは、従来の金属製の詰め物や冠(クラウン)と比較しても、その強度が高く、金属アレルギーの心配がなく、さらに汚れが付きにくいという特性を持っています。これらの理由から、セラミックは歯科治療において理想的な材料とされています。
「今の自分の歯の見た目に満足していない」「噛み合わせに問題がある」といった場合には、全ての歯をセラミックにする必要はなく、特に目立つ前歯や、1本だけの差し歯、冠をセラミックにする選択肢も考えられます。
全ての歯をセラミックにする目的は、主に美しさを追求することですが、一部の差し歯や冠をセラミックにする場合は、その強度や自然な見た目、他の歯への影響を最小限に抑えることが目的となります。

ホワイトニング治療としてのセラミック

セラミック製の歯は、その透明感と自然な美しさから、虫歯治療だけでなく、ホワイトニングの手段としても選ばれることがあります。
ホワイトニング用のセラミック治療では、色が変わった部分を軽く削り、その上に薄いセラミックの層を貼り付けることで、自然な白さを取り戻します。セラミックは任意の形状に作ることができるため、歯のかけた部分の修復や歯列矯正の目的で使用されることもあります。
治療期間が短く、少ない回数で自然な歯と同様の見た目を実現できるため、ホワイトニング治療においてもセラミックは非常に人気があります。

当院のセラミック治療の特徴

01「色合い」の自然さ

自分の天然歯と見分けがつかないほど、細かな色の変化を再現できます。これにより、口元がぱっと明るくなり、印象が良くなります。

02「質感」の透明感

自然な歯が持つ透明感を表現できるため、自然で清潔感のある口元を実現します。その結果、より自然な美しさを手に入れることができます。

03「美しさ」の持続

セラミックは経年変化による黄ばみや色の変化が少なく、長期にわたって天然歯のような輝きを保ちます。これにより、ずっと美しい笑顔を維持できます。

04「耐久性」の高さ

セラミックはプラスチック素材と比較しても硬く、摩耗しにくいため、長く使える素材です。そのため、耐久性を求める場合に適しています。

銀歯とセラミックの素材の違いと影響

銀歯(金銀パラジウム合金)はそのコストパフォーマンスの高さと耐久性から、保険適用の治療材料として広く用いられています。しかし、審美面での欠点として、その金属色が明るく笑ったり話したりする際に見えてしまうことが挙げられます。また、長期にわたる使用は審美的な問題だけでなく、他の潜在的な問題を引き起こす可能性があります。

銀歯の接着部分の問題点

銀歯は残存する歯への接着に特別な接着剤を用いますが、銀歯の熱膨張・収縮の性質により、時間が経過すると接着部分が劣化しやすくなります。これにより、咬合時の圧力などで微細な隙間が生じ、そこから虫歯菌が侵入しやすくなり、知らぬ間に虫歯が進行するリスクが高まります。銀歯の接着部分が微細に破損しても気付きにくいため、問題が明らかになった時には深刻な状態になっていることも少なくありません。
セラミックの場合は、熱や咬合力による変形が少なく、接着剤の劣化リスクが低いため、長期的な安定性が期待できます。また、使用される接着剤も耐久性に優れたものが選ばれます。

金属アレルギーのリスク

銀歯の素材に含まれるパラジウムは、唾液や食物の酸に反応し、金属イオンとして溶出することがあります。これが金属アレルギーの原因となることがあり、特に金属に敏感な人では、長期的な使用によりアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
一方、セラミックは非金属素材であるため、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーを持つ方や、金属を使いたくない方にとって、セラミックは適した選択肢となります。

歯茎の変色(メタルタトゥー)

銀歯から溶出した金属イオンが歯茎に沈着することで、歯茎が黒く変色する「メタルタトゥー」が発生する場合があります。この変色は永続的で、銀歯を取り除いても元の色に戻すことは困難です。特に前面の歯茎に変色が起きると、審美的な問題が顕著になります。
セラミックは金属を含まないため、歯茎の変色リスクを回避できます。歯茎の健康的な色合いを保ちたい方は、セラミックへの変更を検討する価値があります。

銀歯とセラミックの素材の違いと影響

白い歯への変更をお考えの方へ

現在、金属製の歯を使用されている方や、ホワイトニングでは対応しきれない歯の色調の問題に直面している方に、セラミック治療を推奨いたします。
実際に、多くの患者さんがこのような悩みを持ち当院を訪れ、セラミック治療を受けた結果、大変満足されています。

歯の形状や配置の調整希望の方へ

セラミック治療により、歯の形状や配置の問題も調整可能です。
生まれつきの歯の小ささや前歯の隙間など、個別の症例に応じたセラミック治療により、見た目の改善が期待できます。

金属アレルギーの心配をなくしたい方へ

保険適用の詰め物や冠では、多くの場合、奥歯に金属合金が使用されますが、これらの合金に含まれる様々な金属がアレルギー反応を引き起こすことがあります。
しかし、オールセラミッククラウンなどセラミックのみで作られた治療法を選択すれば、金属アレルギーのリスクを事実上ゼロにすることが可能です。

保険診療と自費診療の選択

被せ物に関する治療では、保険適用の選択肢として金属製の冠(クラウン)、硬質レジン製のジャケット冠(クラウン)、さらに「CAD/CAM製の冠(クラウン)」という白い被せ物があります。
CAD/CAM製の冠は、患者さんの歯型に基づいて精密に製造された被せ物で、セラミックとレジン(プラスチック類似の素材)を組み合わせて作られます。白い見た目を希望しつつ、金属アレルギーのリスクを避けたい、かつ経済的な選択を求める場合に適しています。しかし、オールセラミックやジルコニアセラミックに比べると、変色しやすく、素材の劣化が早まる可能性があるため、長期間にわたって白さを保ちたい方や、より耐久性と強度を重視する方には自費診療が必要になります。
CAD/CAM製の冠(クラウン)はコストパフォーマンスに優れ、治療費用は1本あたり1万円未満で可能です。(保険適用のため、治療費は基本料金に加えて、再診料やその他の処置費用が加算されることがあります)ただし、噛み合わせが強い方には適さない可能性があり、強度面での懸念があります。

CAD/CAM製の冠(クラウン)のメリット

  • 保険適用で経済的
  • 白く美しい見た目
  • 金属アレルギーのリスクが低い

CAD/CAM製の冠(クラウン)のデメリット

  • レジン含有による「劣化や変色」のリスク
  • オールセラミックに比べ耐久性や耐摩耗性が低い

セラミック歯科治療の種類

セラミック製の歯科治療には、使用される素材や特徴に応じて様々なタイプが存在します。美しい笑顔を求める方や、より健康的な歯を目指す方は、セラミックの各種類を理解することが重要です。
これから、歯科治療でよく使われるセラミックの主なタイプについてご紹介します。

ラミネートベニア

ラミネートベニアは、歯の表面を微細に削り、薄いセラミックのシェルを接着する方法です。このセラミックは、自然な歯の見た目を再現し、美しい仕上がりを提供します。また、削る量が最小限に抑えられるため、治療時間も短縮されるという利点があります。
主に見た目の美しさを追求するために選ばれるラミネートベニアは、特に前面の目立つ歯を整形する際に適しています。

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウンは、完全にセラミックで作られたクラウンで、その審美性の高さが魅力です。自然な歯と同様の透明感と美しさを実現し、見た目が天然歯と区別がつかないほどです。金属アレルギーの懸念や、歯茎の変色を心配する必要もありません。
過去には耐久性や強度の面で課題がありましたが、新しい高強度セラミック素材の開発により、現在では多くの場合において推奨される選択肢となっています。

メタルボンドクラウン

メタルボンドセラミッククラウンは、金属の骨組みにセラミックを組み合わせて作られたクラウンです。金属を内部に使用しているため、フルセラミックに比べると審美性はやや劣りますが、それでも自然な歯のような美しい見た目を実現できます。使用される金属には貴金属が含まれることが多く、金属アレルギーへの配慮もされています。
金属の強度とセラミックの美しさを兼ね備えたメタルボンドセラミッククラウンは、特に奥歯やブリッジの治療に適しています。

ジルコニアクラウン

ジルコニアクラウンは、ジルコニアというセラミック素材から作られます。この素材は、軽量性と高い耐久性で知られ、人工関節や宇宙船の外装にも利用されています。金属を含まないため、強度と見た目の美しさを両立させることが可能です。
特に、強い咬合力が求められる箇所にも適用可能で、セラミック治療材料として広く注目を集めています。

セラミックインレー・アンレー(オンレー)

セラミックインレー・アンレー(オンレー)は、歯に合わせて作られた詰め物です。これらもセラミッククラウンと同様に、見た目が自然で、削った部分にぴったりと合うのが特長です。
インレー・アンレー(オンレー)は、クラウンを必要としない軽度から中度の虫歯に対する治療に使用されます。軽度の虫歯にはインレー、中度の虫歯にはアンレー(オンレー)が選ばれます。しかし、削った部分に隙間なくフィットさせるためには、高精度の製作と装着が必須であり、クラウンに比べて技術的に要求される部分が多い治療です。

審美セラミックによる歯科治療の5つのメリット

セラミック治療を選択する理由は、素材の美しさや健康への配慮だけではありません。ここでは、「白く美しい歯を目指す」「健康的な口内環境を維持したい」と考える方に向けた、セラミック治療の5つの利点を紹介します。

自然な見た目の白い歯

セラミック素材は、周囲の歯に合わせて調色が可能で、透明感があり、自然な歯の色を実現できます。一本の歯をセラミックに置き換えても、他の歯との違和感がなく、自然な見た目になります。全体的な審美を目的とする場合、歯の隙間を埋めたり、大きさを調整したりして、全体のバランスを整えることが可能です。

汚れや細菌が付着しにくい

セラミックは陶材であり、汚れが付着しにくく、コーヒーやワインなどの着色しやすい飲料を飲んでも色がつきにくいです。歯垢や細菌の付着も防ぎやすく、健康な歯を維持するのに効果的です。通常の歯では着色汚れや細菌に悩まされがちですが、セラミック治療によりその心配が軽減されます。

耐久性が高い

セラミックは陶材を使用しており、耐久性に優れています。日常生活の中で陶器製品が長持ちするのと同様、セラミック製の歯も長期間美しさを保ちます。特に、唾液の影響を受けやすい口内環境でも、セラミックは劣化しにくいため、長期間にわたり安心して使用できます。

二次カリエスのリスクが低い

二次カリエスは、虫歯治療後に再発する虫歯のことです。従来の詰め物や被せ物が経年劣化により隙間が生じると、そこから虫歯が発生するリスクがあります。しかし、セラミックは耐久性が高く劣化しにくいため、二次カリエスのリスクを軽減できます。

他の歯や体に対する負担が少ない

金属製の差し歯では、歯茎が黒ずむ「ブラックライン」や金属アレルギーのリスクがありますが、セラミックではこれらの心配がありません。歯茎の黒ずみやアレルギー反応を避けることができ、他の歯や体への影響を最小限に抑えることが可能です。

審美セラミックによる歯科治療の3つのデメリット

セラミック治療が持つ多くの利点にもかかわらず、いくつかの検討すべき点があります。ここでは、セラミックでの歯科治療を検討している方が知っておくべき、主な3つのデメリットを挙げてみましょう。

割れやすさ

セラミックはその硬さと耐久性で知られていますが、その反面、強い衝撃によっては割れるリスクがあります。このため、日常生活での衝撃や歯ぎしりなどがセラミックの損傷に繋がることがあります。適切な保護策を講じることでリスクを管理することは可能です。

歯の切削量

セラミック治療を行う際には、一定の厚さを確保する必要があるため、治療対象の歯を削る必要があります。これは、特にセラミッククラウンやベニアを適用する際に、元の歯の大部分を削り取ることを意味することもあります。このプロセスは、歯の元の状態を変更するため、慎重な検討が必要です。

治療費用の高さ

セラミック治療は保険適用外のことが多く、経済的負担が大きくなる可能性があります。しかし、その価値は、美しさや長期的な健康維持の観点から考慮する価値があります。長期にわたる美しさと機能性を求める場合、初期の投資として考えることができます。

まとめ

セラミック治療は、自然な歯の美しさを再現し、多くの患者さんから支持されています。従来の銀歯に比べ、見た目だけでなく健康面でも利点が多いことから、セラミックへの切り替えを考える方が増えています。
この治療法は自費診療になりますが、長く快適に使用できる点を考慮すると、コストパフォーマンスは高いと感じることでしょう。費用を気にせず、美しい笑顔を求める方には、セラミック治療が非常に適した選択肢です。セラミックでの治療を一度試してみることをお勧めします。

Contact

お問い合わせ

各種お問い合わせは下記よりお願いいたします。