「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」…その違和感、見逃さないで - 広尾麻布歯科
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2026.01.23

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」…その違和感、見逃さないで

目次

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」…その違和感に気づいていますか

口を大きく開けにくい不便さ

「口が開きにくい」と感じる状態は、食事や会話、あくびといった日常の何気ない動作に影響します。
歯科治療の際に「長く口を開けていられない」「途中であごが疲れる」といった訴えが出ることも少なくありません。

これは、顎関節やその周囲の筋肉に負担がかかっているサインである場合があります。
最初は違和感程度でも、無意識に開口を避ける癖がつくことで筋肉の緊張が強まり、さらに口が開きにくくなるという悪循環に陥ることもあります。

口が開きにくい状態が続く場合、単なる疲れではなく、顎関節の動きに問題が生じている可能性も考えられます。
そのため、症状が軽いうちに専門家へ相談することが大切です。

あごの音が気になり始めた瞬間

「あごを動かすと音がする」「カクッ、コキッと鳴る」といった症状に気づいたとき、多くの方は驚きや不安を感じます。
最初は痛みがないために様子を見る方も多いですが、この音は、顎関節の中で関節円板の動きが変化していたり、周囲の筋肉との連動が乱れていたりする場合に出ることがあります。

食事中や会話の途中に音がすると、人前で気になってしまうという声もよく聞かれます。
一時的なものであれば自然に治まることもありますが、繰り返し続く場合や「口が開きにくい」といった症状を伴う場合は注意が必要です。

「あごを動かすと音がする」状態は、顎関節のトラブルが進行している可能性も否定できません。
違和感を覚えた段階で原因を確認することが、安心につながります。

「そのうち治るかも」と思ってしまう心理

口が開きにくい、あごを動かすと音がするといった症状は、強い痛みを伴わないことも多いため、
「疲れているだけ」「一時的なものだろう」と考えてしまいがちです。

仕事や家事、育児などで忙しいと、受診の優先順位が下がり、
「そのうち治るかも」と様子見を選んでしまう方も少なくありません。

しかし、顎関節や周囲の筋肉のトラブルは、噛みしめや歯ぎしり、ストレスなどの影響で徐々に進行するケースもあります。
早い段階であれば生活習慣の見直しや保存的な対応で症状が軽くなることもありますが、
放置することで症状が慢性化し、改善に時間がかかることもあります。

不安を抱えたまま我慢するのではなく、
「少し気になる」段階で相談することが、結果的に負担の少ない選択になる場合も多いのです。

まず知っておきたい基礎知識|あごの構造と動きの仕組み

あごの関節はどう動いているのか

私たちのあごは「顎関節(がくかんせつ)」という関節によって支えられています。
顎関節は耳の前あたりに位置し、下あごの骨と頭の骨をつなぐ役割を担っています。

この関節の大きな特徴は、「回転」と「滑走」という2つの動きを同時に行っている点です。
口を少し開けるときは回転運動が中心になり、さらに大きく開けるときには前方へ滑る動きが加わります。

この複雑な動きが協調することで、食事や会話、あくびといった動作が行われています。
しかし、筋肉の緊張や関節内部のズレが生じると、この動きがうまく連動しなくなります。

その結果、「口が開きにくい」「動かしづらい」といった違和感につながることがあります。
あごの動きに不調を感じる場合、まずはこの構造を理解しておくことが大切です。

音が鳴る仕組みの基本

「あごを動かすと音がする」という症状は、顎関節の内部で何らかのズレや引っかかりが起きている可能性を示しています。
顎関節の中には「関節円板(えんばん)」と呼ばれるクッションのような組織があり、骨同士の動きをなめらかに保っています。

この関節円板がずれたり、動きが乱れたりすると、
あごを開け閉めする際に「カクッ」「コキッ」といった音が生じることがあります。

最初は痛みを伴わないことも多く、
「音がするだけだから大丈夫」と思われがちですが、関節の動きが不安定になっているサインとも考えられます。

特に、「口が開きにくい」症状と同時に音が出ている場合は、
顎関節への負担が積み重なっている可能性もあるため、注意が必要です。

口が開きにくくなるメカニズム

口が開きにくい状態は、あごの関節そのものだけでなく、周囲の筋肉の影響も大きく関わっています。
噛むための筋肉や、あごを支える筋肉が緊張して硬くなると、関節の動きが制限されやすくなります。

噛みしめの癖や歯ぎしり、長時間の緊張状態が続くと、
筋肉が常に力んだ状態となり、スムーズにあごを動かせなくなることがあります。

また、関節内部で関節円板がずれている場合にも、
物理的に動きが妨げられ、「思うように口が開かない」と感じることがあります。

このように、「口が開きにくい」という症状は、
関節・筋肉・かみ合わせなど複数の要因が重なって起こるケースが少なくありません。

違和感を軽く見ず、原因を確認することが、安心への第一歩になります。

口が開きにくい・音がする原因とは

顎関節症という可能性

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」といった症状で、まず考えられるのが顎関節症です。
顎関節症は、あごの関節や周囲の筋肉に負担がかかることで起こる機能障害の総称で、決して珍しいものではありません。

初期の段階では、軽い違和感や音だけで済むことも多く、
「そのうち治るかもしれない」と様子を見る方も少なくありません。

しかし、関節や筋肉への負担が続くと、
次第に口が開きにくくなったり、痛みを伴うようになったりすることがあります。

顎関節症は、噛み合わせの乱れ、歯ぎしり、食いしばり、姿勢の癖、ストレスなど、
複数の要因が重なって起こるケースが多いのが特徴です。

そのため、原因を一つに決めつけず、
全体のバランスを見ながら判断することが重要になります。

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」と感じた時点で、
一度専門の歯科医師に相談することが、悪化を防ぐための大切な一歩になります。

関節円板のズレと引っかかり

あごの関節の中には「関節円板(えんばん)」と呼ばれる、クッションの役割をする軟らかい組織があります。
この関節円板が正しい位置にあることで、あごはなめらかに動くことができます。

しかし、強い噛みしめや歯ぎしり、外傷などがきっかけで、
この関節円板が前方や横にずれてしまうことがあります。

円板がずれた状態であごを動かすと、
骨と円板がうまく連動せず、「カクッ」「コキッ」といった音が出たり、引っかかる感覚が生じたりします。

場合によっては、円板がうまく戻らず、
口を開けようとしても途中で止まってしまうような状態になることもあります。

このようなズレは、レントゲンだけでは分かりにくいこともあり、
症状や動き方を丁寧に確認しながら判断する必要があります。

「音がするだけ」と軽く考えず、
違和感が続く場合は早めに診てもらうことで、対応の選択肢が広がります。

筋肉の緊張や炎症の影響

口が開きにくい原因は、関節だけでなく筋肉の状態が大きく関係していることも少なくありません。
あごを動かす筋肉や、噛むための筋肉が緊張して硬くなると、関節の動きが制限されます。

長時間の食いしばりや歯ぎしり、緊張が続く生活習慣、
パソコン作業などでの前かがみ姿勢も、筋肉に負担をかける要因になります。

筋肉が疲労や炎症を起こすと、
動かしたときに痛みや違和感が出たり、スムーズに口が開かなくなったりします。

このタイプの症状は、
「朝起きたときにあごがだるい」「こめかみや頬が疲れる」といった形で現れることもあります。

関節に異常がなくても、筋肉の緊張だけで
「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」と感じるケースもあるため、見逃されやすい部分です。

筋肉の状態まで含めて評価してもらうことで、 より的確な対処につながります。

痛みがなくても要注意|違和感を軽く見ない理由

音だけの段階で起きている変化

「痛みはないけれど、あごを動かすと音がする」という状態は、決して珍しいものではありません。
この段階では日常生活に大きな支障がないため、つい様子見を選んでしまいがちです。

しかし、音が出ているということは、
すでにあごの関節や関節円板、周囲の筋肉の動きに何らかのズレや負担が生じているサインでもあります。

関節円板がわずかにずれていたり、
筋肉のバランスが崩れていたりすることで、関節の動きがスムーズでなくなり、音として現れることがあります。

この時点では、体が何とかバランスを取ろうとしている状態とも言えます。
つまり、「問題がない」のではなく、「問題が表面化していない」だけの可能性もあるのです。

口が開きにくい、あごを動かすと音がするという違和感は、
早めに原因を確認することで、悪化を防げるケースも多くあります。

進行するとどうなるのか

違和感や音だけの状態を放置していると、
関節や筋肉への負担が少しずつ蓄積し、症状が進行していくことがあります。

はじめは軽い引っかかり程度だったものが、
次第に「口が開きにくい」「開けると痛い」「途中で止まる」といった症状に変わっていくこともあります。

さらに進行すると、
食事や会話のたびに痛みが出たり、口を大きく開けられなくなったりするケースもあります。

関節円板のズレが大きくなると、
元の位置に戻りにくくなり、治療に時間がかかる場合もあります。

また、あごをかばう動きが増えることで、
首や肩のこり、頭痛などを伴うこともあります。

「そのうち治るかも」と思っている間に、
症状が慢性化してしまうリスクがあることも知っておく必要があります。

日常生活への影響

口が開きにくい、あごを動かすと音がするという症状は、
見た目には分かりにくいものの、日常生活のさまざまな場面に影響を与えます。

食事の際に大きく口を開けられず、
食べにくさを感じたり、硬いものを避けるようになったりする方もいます。

会話やあくび、歯磨きといった何気ない動作でも、
違和感を意識するようになると、精神的なストレスにつながることがあります。

「また音が鳴るかもしれない」「開かなくなったらどうしよう」といった不安が、
無意識のうちにあごの緊張を強め、さらに症状を悪化させる悪循環に陥ることもあります。

日常の小さな不便が積み重なることで、
生活の質が下がってしまうことも決して大げさではありません。

違和感の段階で相談することは、
今の生活を守るための前向きな選択でもあります。

どんな治療があるのか|改善が期待できる選択肢

保存的治療という考え方

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」といった症状があっても、
多くの場合はいきなり外科的な治療を行うのではなく、保存的治療と呼ばれる方法から検討されます。

保存的治療とは、あごの関節や筋肉への負担を減らし、
本来の動きを取り戻すことを目的とした、体にやさしいアプローチです。

具体的には、
・あごを安静に保つ指導
・大きく口を開けすぎない生活指導
・痛みや炎症を抑えるための薬の使用
などが含まれます。

関節や筋肉の炎症が落ち着くだけでも、
「口が開きにくい」「動かすと音がする」といった症状が軽減するケースは少なくありません。

大切なのは、「我慢する」のではなく、
状態を正しく評価したうえで、負担を減らす方向へ導いていくことです。

保存的治療は、
症状の進行を抑え、自然な回復力を引き出すための土台となる考え方です。

マウスピース治療の役割

あごの違和感や音の背景に、噛み合わせのズレや歯ぎしり、食いしばりが関係している場合、
マウスピース治療が有効な選択肢となることがあります。

マウスピースは、主に就寝中に装着することで、
無意識の歯ぎしりや噛みしめからあごの関節や筋肉を守る役割を果たします。

歯やあごにかかる力を分散させることで、
関節への負担が軽減され、「あごを動かすと音がする」「朝起きるとあごが重い」といった症状の緩和が期待できます。

また、噛み合わせのバランスを整える補助的な役割もあり、
関節の動きがスムーズになることで、口が開きにくい感覚が改善することもあります。

マウスピース治療は、
削ったり手術したりするものではなく、取り外し可能な治療法である点も安心材料のひとつです。

ただし、症状や原因によって適応は異なるため、
歯科医師の診断に基づいて作製・調整することが重要です。

生活習慣へのアプローチ

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」といった症状は、
日常の何気ない習慣が影響していることも少なくありません。

例えば、
・頬杖をつく
・片側だけで噛む癖がある
・長時間うつむき姿勢でスマートフォンを見る
・緊張すると無意識に歯を食いしばる
といった行動は、あごの関節や筋肉に偏った負担をかけます。

こうした習慣を見直すだけでも、
あごへの負担が減り、症状の改善につながることがあります。

また、ストレスが強い状態が続くと、
無意識の噛みしめや筋肉の緊張が強まり、違和感が出やすくなります。

生活リズムの見直しや、
リラックスできる時間を意識的につくることも、立派な治療の一部です。

治療というと「何かをしてもらう」イメージが強いかもしれませんが、
日常の過ごし方を整えることも、改善への大切な一歩になります。

すぐに受診したほうがよいサインとは

口が指2本分も開かない場合

通常、無理なく口を開けたときに縦に指2〜3本分程度入るのが一つの目安とされています。
それが指2本分ほども開かない状態が続く場合は、関節や筋肉の動きに制限が生じている可能性があります(体格差もあるため、以前より明らかに開きにくい/日常動作に支障がある場合は受診の目安になります)。

「朝だけ開きにくい」「しばらくすると少し楽になる」と感じることもありますが、
これは関節や筋肉が硬くなり、動き始めに引っかかりが出ているサインとも考えられます。

口が開きにくい状態を放置していると、
無理に開けようとして筋肉を傷めたり、関節への負担がさらに増えることもあります。

「あごを動かすと音がする」「最近開けにくい気がする」と感じている方で、
明らかに開口量が減っている場合は、早めに歯科で状態を確認することが大切です。

日常的な食事や会話に影響が出る前に相談することで、
保存的な治療で改善を目指せる可能性も高くなります。

強い痛みや引っかかりがある場合

あごを動かしたときに「ズキッと痛む」「ガクッと引っかかる感じがする」場合は、
関節内部で炎症や構造的なズレが起きている可能性があります。

特に、
・口を開ける途中で止まってしまう
・無理に動かすと鋭い痛みが出る
・一度引っかかると元に戻しにくい
といった症状がある場合は、注意が必要です。

関節円板のズレや、関節包・靱帯の炎症などが関与しているケースでは、
自己判断で様子を見ることで症状が長引いたり、悪化することもあります。

「そのうち治るかもしれない」と我慢してしまう方も少なくありませんが、
強い痛みや明らかな引っかかり感は、体からのはっきりしたサインです。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする、さらに痛みも伴う場合は、
できるだけ早めに専門的な評価を受けることが安心につながります。

日常動作に支障が出ている場合

あごの違和感が原因で、
・食事がしづらい
・大きなあくびができない
・歯磨きがつらい
・会話中にあごが疲れる
といった日常の動作に支障が出ている場合は、受診を検討する目安になります。

最初は「少し違和感があるだけ」だったものが、
気づけば生活の中で常に気になる存在になっていることも少なくありません。

あごの不調は、知らず知らずのうちに食事内容や姿勢、表情の使い方にも影響し、
生活の質そのものを下げてしまうことがあります。

また、無意識に動かさないようかばうことで、
首や肩のこり、頭痛など別の不調につながるケースもあります。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする状態が続き、
「日常に支障が出ている」と感じた時点で、十分に相談する理由になります。

早めに原因を整理し、適切な対策を取ることで、
負担を最小限に抑えた改善を目指すことが可能です。

歯科医院を選ぶときのポイント

顎関節の診療経験があるか

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」といった症状は、
虫歯や歯周病とは異なる視点での診断と知識が必要になります。

そのため、顎関節症やあごの不調に対する診療経験がある歯科医院かどうかは、
医院選びの重要なポイントになります。

顎関節は構造が複雑で、
関節・筋肉・噛み合わせ・生活習慣など、複数の要因が絡み合って症状が出ることが多いため、
幅広い視点で評価できる歯科医師であることが安心につながります。

ホームページの記載は参考程度にしつつ、『顎関節症』『あごの痛み』『噛み合わせ』などを扱っているか、相談しやすいかを含めて確認できると安心です。

口が開きにくい、あごを動かすと音がするという悩みを、
「よくあること」と片づけずに向き合ってくれるかどうかは、実際の対応で感じ取れる部分です。

不安な場合は、事前に電話や問い合わせで対応を確認してみるのもよい方法です。

丁寧なカウンセリングがあるか

あごの不調は、症状の感じ方や困りごとが人によって大きく異なります。
そのため、どれだけ丁寧に話を聞いてもらえるかはとても大切なポイントです。

「いつから気になるのか」
「どんな動きで音がするのか」
「痛みはあるのか」
といった細かな部分まで確認しながら、状況を整理してくれる歯科医院は信頼感があります。

一方で、十分な説明がないまま話が進んでしまうと、
「結局何が原因なのかわからない」「不安が残る」と感じてしまうこともあります。

口が開きにくい、あごを動かすと音がするといった症状は、
患者さん自身が一番よく分かっている感覚でもあります。

その感覚をきちんと受け止め、
専門的な視点から分かりやすく説明してくれる姿勢があるかどうかは、
通院を続けるうえでも大きな安心材料になります。

質問しやすい雰囲気かどうかも、ぜひ大切にしてほしいポイントです。

必要に応じて医科と連携できる体制か

あごの不調は歯科領域だけでなく、
整形外科や耳鼻咽喉科、口腔外科など、医科との連携が必要になるケースもあります。

例えば、
関節の内部構造に詳しい検査が必要な場合や、
全身的な疾患との関連が疑われる場合には、
専門の医療機関との連携が重要になります。

その際に、
「必要があれば医科へ紹介します」
「連携して診ていきます」といった体制が整っている歯科医院であれば、
より安心して相談することができます。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする症状の背景には、
思いがけない要因が隠れていることもあるため、
歯科だけで完結させず、広い視点で診てくれる姿勢はとても大切です。

一つの医院だけで抱え込まず、
必要なときに適切な専門家につないでくれる体制があることは、
患者さんにとって大きな安心につながります。

受診前に整理しておきたいこと

いつから症状があるか

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」と感じ始めた時期は、
診断を行ううえでとても重要な情報になります。

はっきりしたきっかけがある場合もあれば、
「気づいたら違和感が続いていた」というケースも少なくありません。

例えば、
・数日前から急に出てきたのか
・数か月前から少しずつ気になっていたのか
・昔から音はしていたが、最近ひどくなったのか
など、できる範囲で思い出しておくと、原因の推測に役立ちます。

急に症状が出た場合は炎症や負荷が関係している可能性があり、
長期間続いている場合は関節や筋肉のバランスの問題が背景にあることもあります。

正確でなくても構いませんので、
「いつ頃から」「どんなきっかけで」気になり始めたのかを整理しておくと、
診察時のやり取りがスムーズになります。

どんな動きで音や違和感が出るか

あごの症状は、動かし方によって出方が異なることが多いため、
「どの動きで」音や違和感が出るのかを把握しておくことが大切です。

例えば、
・口を大きく開けたとき
・食事中に噛んでいるとき
・あくびをしたとき
・左右に動かしたとき
など、具体的な場面を思い浮かべてみてください。

また、
「カクッと鳴る」「ジャリッと擦れる感じ」「引っかかるような感覚」など、
音や感覚の種類も重要なヒントになります。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする症状は、
関節円板の動きや筋肉の状態によって現れ方が変わるため、
こうした情報が診断の精度を高めます。

「いつも同じところで鳴る」「最初だけ鳴る」など、
小さなことでも構いませんので、気づいた点を整理しておくと安心です。

生活習慣や癖の振り返り

あごの不調には、日常の癖や生活習慣が深く関わっていることが多くあります。

例えば、
・頬杖をつく癖
・片側だけで噛む習慣
・長時間のスマートフォンやパソコン作業
・歯ぎしりや食いしばり
・うつぶせ寝や横向き寝
などは、あごの関節や筋肉に偏った負担をかけやすい要因です。

ご自身では無意識に行っていることも多いため、
「そういえば…」と思い当たることがないか、少し振り返ってみてください。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする症状は、
こうした積み重ねによって起こるケースも少なくありません。

すべてを完璧に思い出す必要はありませんが、
「もしかして関係あるかも」と感じることがあれば、
そのまま歯科医師に伝えていただくことで、より的確なアドバイスにつながります。

よくある質問で不安を解消|口が開きにくい・音がするQ&A

放っておいても大丈夫ですか

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」状態でも、
強い痛みがなければつい様子を見てしまう方は少なくありません。

実際に、一時的な筋肉の緊張や疲労が原因であれば、
自然に落ち着くケースもあります。

ただし、音が続く、開けづらさが改善しない、
違和感が徐々に強くなっている場合は注意が必要です。

関節円板のズレや関節内部の炎症などが関与している場合、
放置することで関節の動きがさらに制限され、
口がより開きにくくなることもあります。

また、無意識にかばう動きが増えると、
首や肩のこり、頭痛など別の不調につながることもあります。

「そのうち治るかも」と我慢し続けるより、
一度状態を確認しておくことで、
必要以上に悪化するのを防げる可能性があります。

放置してよいかどうかは、症状の原因によって異なるため、
専門的な評価を受けたうえで判断することが安心につながります。

手術が必要になることはありますか

あごの症状と聞くと、
「手術になるのでは」と不安になる方もいらっしゃいますが、
実際には多くのケースで手術は必要ありません。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする症状の多くは、
保存的治療やマウスピース、生活習慣の見直しなどで
改善が期待できる範囲に含まれます。

関節や筋肉のバランスを整えることで、
自然と動きがスムーズになる方も少なくありません。

手術が検討されるのは、
保存的な治療を行っても改善が見られない場合や、
関節の構造に明らかな異常がある場合など、
限られたケースに限られます。

その場合でも、
歯科や口腔外科で十分に検討・説明されたうえで判断されます。

最初から手術を前提に考える必要はなく、
まずは今の状態を正しく知ることが大切です。

どれくらいで治りますか

「どれくらいで良くなるのか」は、
多くの方が気になるポイントだと思います。

改善までの期間は、
症状の原因、程度、生活習慣、治療内容によって大きく異なります。

筋肉の緊張や軽い炎症が原因の場合は、
数週間から1か月程度で楽になるケースもあります。

一方で、関節円板のズレや長期間の負担が関与している場合は、
数か月単位で少しずつ改善を目指していくこともあります。

大切なのは、「すぐ治らない=悪い状態」と決めつけないことです。
あごの関節は繊細な構造のため、
時間をかけて回復していくケースも珍しくありません。

口が開きにくい、あごを動かすと音がする症状は、
早めに対策を取ることで回復までの期間が短くなる傾向があります。

無理に自己判断せず、
今の状態に合った見通しを歯科医師と共有することが安心につながります。

その違和感を放置しないで|前向きな一歩へ

我慢し続けないという選択

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」違和感があっても、
日常生活が何とか送れていると、つい我慢してしまう方は少なくありません。

しかし、あごの不調は自然に良くなる場合もあれば、
少しずつ進行していくケースもあります。
我慢を続けることで、関節や筋肉にかかる負担が蓄積し、
後から強い痛みや開口障害につながることもあります。

「たいしたことない」「忙しいから後でいい」と後回しにするよりも、
今の状態を一度きちんと知ることが、結果的に自分を守ることになります。

違和感は、体からのサインです。
無理に押さえ込まず、「気になっている」という事実を大切にしてあげることが、
前向きな一歩につながります。

早めに相談することの意味

あごの症状は、初期の段階であればあるほど、
保存的な治療や生活習慣の見直しで改善しやすい傾向があります。

一方で、長期間放置してしまうと、
関節の動きが固くなったり、筋肉の緊張が慢性化したりして、
回復までに時間がかかることもあります。

「口が開きにくい」「あごを動かすと音がする」と感じた段階で相談することで、
今どの状態にあるのか、何に気をつけるべきかが明確になります。

原因が分かるだけでも、
「このままで大丈夫なのか」という不安が軽くなる方は多いです。

早めの相談は、大げさな行動ではなく、
これ以上悪化させないための冷静な判断です。

将来のあごの健康を守るために

あごの関節は、一生使い続ける大切な部分です。
食事、会話、表情づくりなど、日常のあらゆる動きに関わっています。

今の違和感を放置せず向き合うことは、
将来も快適に口を動かせる状態を守ることにつながります。

「年齢のせいだから」「体質だから」と諦める必要はありません。
適切なケアや習慣の見直しで、負担を減らしていくことは十分可能です。

口が開きにくい、あごを動かすと音がするという症状は、
決して珍しいものではありません。
だからこそ、一人で抱え込まず、専門家の視点を借りることが大切です。

今の一歩が、これからのあごの健康を支える土台になります。

監修:広尾麻布歯科
所在地〒:東京都渋谷区広尾5-13-6 1階
電話番号☎:03-5422-6868

*監修者
広尾麻布歯科
ドクター 安達 英一
*出身大学
日本大学歯学部
*経歴
日本大学歯学部付属歯科病院 勤務
東京都式根島歯科診療所 勤務
長崎県澤本歯科医院 勤務
医療法人社団東杏会丸ビル歯科 勤務

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